葉酸について

葉酸の効能とは?妊娠中につわりが軽減した私の体験談

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妊娠初期、葉酸サプリは胡散臭いと思っていた

妊娠していると葉酸をとるように言われますよね。私自身は恥ずかしながら妊娠するまで葉酸という栄養素を知りませんでした。

むしろ妊娠関係の情報サイトを見ていると必ずこじつけのように葉酸サプリの販売サイトに誘導されるので、正直「胡散臭い」とすら思っていました。

けれど、保健所の保健士さんから葉酸を意識的に摂取するように言われたあたりから、「本当は胡散臭くないのか…?」と思い始めます。

葉酸サプリを飲んだらつわりが軽減した?!

妊娠初期は貧血症状がひどかった

話は変わりますが、私は第一子の妊娠初期はつわりが本当にひどくて、通勤電車で立っていると意識を失いそうになるほどでした。

つわりって、人によってどのような出方をするかが本当にまちまちですが、今思えば私の場合は貧血の傾向が症状の一つとしてあり、それが何より辛かったのでした。

友人に葉酸サプリを勧められて…

ちょうどその頃、少し前に出産した友人から葉酸サプリを摂ることを勧められました。

そこで、軽い気持ちで葉酸サプリを買って飲んでみたところ、つわり(というか貧血)がかなり軽減されたように感じたのです。

完全に回復したわけではないし、においがダメとか特定の食べ物が食べられないとかの症状は健在だったので、最初は気持ちの問題か?とも思ったのですが、やはり飲まない日は少し具合が悪い。。

結局、お守りのように葉酸サプリは私にとって手放せないものとなり、つわりがなくなる妊娠中期に入るまではほとんど毎日飲んでいました

葉酸には貧血予防効果がある

出産が終わった今、葉酸について調べてみたら実際に葉酸には貧血予防の効果があったことを知りました。

サプリって、あんまり飲む習慣がなかったのですが案外効くものだな~、と今更ながら思っています。

そこで以下では、葉酸について調べたことをまとめてみました。

葉酸ってそもそも何?

葉酸は水溶性のビタミンB群の一種であり、1944年に貧血予防因子として発見されました。ビタミンMやビタミンB9と呼ばれることもあります。

葉酸の基本情報は以下の通りです。

化学名:プテロイルモノグルタミン酸

欠乏症:悪性貧血、胎児の神経管閉鎖障害 など

食品:レバー、葉野菜に含まれる

葉酸のはたらき

1 DNAの合成に必要

葉酸は遺伝情報が記載されているDNAの合成に必要な栄養素です。妊娠中は、おなかの中で胎児が急速に成長します。

その胎児の細胞分裂の都度DNAがコピーされるので、葉酸は胎児の健全な発育のために必須の栄養素と言われるのですね。

2 赤血球の生成に必要

葉酸は、血液中の赤血球のもとになる赤芽球を作ることに関わっています。

赤血球は約4か月で寿命を迎えるので、常に生成されていないとたちまちに貧血になってしまいますが、この赤芽球が正常に作られないと赤血球も生成されません。

葉酸不足による貧血では赤芽球が巨大化して正常な赤血球が減少する巨赤芽球性貧血を生じます

これは一般的な貧血である鉄欠乏性貧血と異なり血中のヘモグロビン量が減っていなくても貧血症状を引き起こすものです。

以上から、葉酸を十分に摂取することは貧血予防にも役立つといえます。

妊婦が必要とする葉酸の量は?

葉酸の必要摂取量については、厚生労働省が「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で次のように、通常の摂取量に付加すべき量を定めています。

妊娠前:400μgを付加

妊娠中:推定平均必要量220μg、推奨量240μgを付加

授乳中:推定平均必要量80μg、推奨量100μgを付加

上記で妊娠前とあるのは、正確には妊娠を計画している女性および妊娠の可能性のある女性です。

葉酸には胎児の神経管閉鎖障害を予防する効能があるとされますが、この効能を得るためには妊娠のごく初期に葉酸を十分に摂取することが必要です。

なぜなら、神経管ができるのは妊娠のごく初期である妊娠6週頃であるところ、妊娠が判明するのは生理が1週間程度遅れた妊娠5週頃であることが多いため、妊娠がわかってからの摂取では間に合わないためです。

神経管はのちに脳や脊髄となりますので、神経管閉鎖障害を生じると奇形や麻痺の症状を伴います。葉酸の摂取によりこの障害の発生リスクを軽減できることが研究で明らかになってきています。

葉酸は通常の食事で欠乏することはまず無いと言われていますが、より多くの葉酸を必要とする妊娠・出産の前後だけは多めに摂取することを意識する必要があります。

これが不足すると、おそらく私のように貧血気味になってしまうのではないかと推測しています。

葉酸を摂りすぎた場合の副作用は?

葉酸を食品からとる場合には過剰摂取による副作用は報告されていません

他方で、葉酸サプリメントのような化学的に合成した葉酸を大量投与した場合には、発熱やじんましんの発生が報告されているとのことです。

重篤な症状を生じるものではなさそうですが、特に葉酸サプリで摂取する場合には、メーカーの指定する量をきちんと守ったほうがよさそうですね。

また、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によれば、特にサプリメント等で純粋な葉酸を摂取する場合を想定した耐容上限量が定められています。

具体的には、女性の場合は18~29歳で900μg、30~69歳で1000μgが耐容上限量です。

葉酸は食事とサプリのどちらで摂るべきか?

上で書いたように、食品から葉酸を摂る場合には、過剰摂取による弊害が生じにくいというメリットがあります。

一方で、葉酸は水溶性のビタミンであることから調理によって損失しやすい栄養素でもあります。

例えば、アスパラガスでは調理により葉酸の量が9割程度に減ってしまいますし、ホウレンソウでは5割まで減ってしまうとされます。

また、葉酸を食品から摂取する場合には吸収率は50%であるのに対し、サプリメントから摂取する場合には吸収率85%となっています。

食物中の葉酸は別の物質と結合しており純粋な葉酸として吸収されるためにいくつかの過程を要するため、サプリメントと比較して吸収率が低下してしまいます。

以上からすると、過剰摂取にさえ気を付ければサプリメントの方が必要量を確実に摂ることができる点で優れているかな、と思います。

私は妊娠中は吐きつわりがひどくて食事を戻してしまうことが多かったので、そもそも食事からの摂取が難しかったです。このため、少量で確実に葉酸を摂取できるサプリメントに頼っていました。

まとめると、

吐きつわりの場合は、葉酸サプリ一択

食事からの吸収率は50%、サプリの吸収率は85%

葉酸は調理の過程で損失しやすい

サプリの場合は過剰摂取に注意

参考文献

・上西一弘著「栄養素の通になる」女子栄養大学出版部

・日経ヘルス編「サプリメント事典」日経BP社

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